今回は、狭いエリアで正確なパス交換ができるようになるトレーニングを紹介していきます。
こちらのトレーニングでは、
- 狭いエリアでも正確に出せるパス技術。
- 狭いエリアでの味方との連携能力。
- 動き続けながら正確にプレーする技術。
これら3つの技術・能力向上を目的としたトレーニングです。
2人1組で行うトレーニングであり、「狭いエリアで正確なパスを出せるようになりたい」「味方と連携してDFラインを切り崩したい」という選手におすすめです。
それでは、トレーニング方法・ポイントについて詳しく解説していきます。
トレーニング
- 2人1組になり、それぞれマーカーを2つずつ用意し、お互いに1〜
- 2m間隔をあけて立つ。
- その場にマーカーを1m間隔をあけて置く。
- ボールを1つ用意。
- ①味方にパスを出す。
- ②パスを出したらマーカーの間を通って動き直す。
- ③パスを受けた選手はすぐにリターンパス。
- ④リターンパスをしたら動き直して、マーカーの間に顔を出す。
- ⑤マーカーの間を通すようにパスを出す。
- ⑥パスを出したら横に動き直す。
- ⑦パスを受けた選手は動き直した味方へすぐにパスを出す。
- ⑧マーカーの間を通って動き直す。
- ⑨パスを受けたらすぐにリターンパス。
- ⑩リターンパスを出したら動き直して、マーカーの間に顔を出す。
- これらの動きを連続で行う。
【ルール】
- 1分間連続でプレーし、30秒たったら逆回りで行う。
- 全てのプレーをワンタッチで行う。
- 常に動き続けながら行う。
ポイント
このトレーニングのポイントは、以下2つが挙げられます。
- 味方と呼吸を合わせ、常に動き続けながらプレーする。
- 味方がプレーしやすい位置にパスを出す。
味方と呼吸を合わせ、常に動き続けながらプレーする
まず、このトレーニングで意識してほしいことが、味方と呼吸を合わせ常に動き続けながらプレーすることです。
味方と連携して相手を切り崩していくためには、1人で何も考えずにプレーしてはいけません。
味方がどんな状況なのか、どこにパスを出して次にどこに動き出せば良いのか、味方との連携能力を高めるためには自分だけでなく味方の状況も把握する必要があります。
今回のトレーニングではDFがいません。
だからこそ、より味方の動きや位置を常に意識しながらプレーすることで、連携プレーに不可欠な味方の状況を把握する能力が身につきます。
また、今回のトレーニングでは常に動き続けながらプレーするように心がけてください。
サッカーでは止まることも大事な能力ですが、今回はパスを出したらすぐ動いて再びパスをもらう、パス&ゴーの意識を持ちましょう。
味方がプレーしやすい位置にパスを出す
狭いエリアでパスを繋いで崩すときはとくに、どこにパスを出すのかが大事になります。
例えば、味方の右後ろから相手がプレッシャーをかけているのに、右足にパスを出してしまえば相手のプレッシャーを受け、ボールを奪われてしまうかもしれません。
このように、味方が今どんな状況で、どこにパスを出せば少しでも良いプレーができるようになるのかを考える必要があります。
また、パスを出した後どこにサポートをするべきなのかも意識しましょう。
例えば、先程のような場面で右足にパスを出したとしても、すぐに落としを貰える位置に移動してリターンパスを貰えれば、次の展開へ繋げられるかもしれません。
このように、狭いエリアではもちろん味方との連携プレーで相手を切り崩すためには、味方の状況を確認し、どこにパスを出してどこに動き直せばよいのかを常に考えながらプレーしてください。
まとめ
今回は、狭いエリアで正確なパス交換ができるようになるトレーニングについてまとめました。
このトレーニングを行うことで、以下3つの技術・能力向上が期待できます。
- 狭いエリアでも正確に出せるパス技術。
- 狭いエリアで味方との連携能力。
- 動き続けながら正確にプレーする技術。
そのためには、
- 味方と呼吸を合わせ、常に動き続けながらプレーする。
- 味方がプレーしやすい位置にパスを出す。
これらを意識することで、狭いエリアでも味方との連携で相手を切り崩せる攻撃を展開できるようになります。
「狭いエリアでも正確なパス交換ができるようになりたい」という選手は、ぜひ参考にしてください。